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アパートメントオラクル
<370>
最初は小さなスケッチブックとクレヨンだけであった。
それまで家の中にあった画材道具といえば電話の横にあるボールペンと小さなメモ帳くらいであり、幼児の想像力を爆発させるには物足りないものであった。
九作はすぐにスケッチブックをクレヨン作品でうめた。そして、次に彼が来た時にそれを見せた。彼は何か思うところがあったのか次に来るときには違う画材を買ってきてくれた。
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