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アパートメントオラクル
<360>
電車に乗るまでは、何かとげとげで全身包まれたちいさな癇癪もちの虫が体の中で暴れている感じがあったのだが、それも今は深い眠りについているようだった。
木亭はあのまぼろしラジオの話をしたバーでの出来事を思い返していた。そして、ここ一ヶ月ほどの今まで感じたことの無い充実していたが満たされない感触を持った日々について考えていた。
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