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アパートメントオラクル
<331>
オラクルは見た目が古くさいので、各部屋の音が壁越しに聞こえてきそうなイメージがあるが、実際にはかなり壁が厚く、防音はしっかりしていた。
食堂に人がいるときは多少の音が聞こえるが、今は深夜であるためか静かだった。
先ほどのカードを手に階段を下りて行った。
階段の手すりは木製で、触るとひんやりとしていた。あまりに静かなためにオラクルが幽霊屋敷のように感じられる。だが、来利須は、この建物のこういった外界と遮断されたような世界を作り出している力に惹かれていた。
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