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アパートメントオラクル
<326>
壁の白い彫刻は無言だった。
だめか、と来利須は思った。
ベッドの上に立つと彫刻に開いた穴にむかってもう一度お茶はいかがー? と叫んだ。
コンコンという扉を叩く小さな音がした。
来利須はベッドから下りると玄関へと向かった。
「レオ?」
来利須は聞いたが返事はなかった。ドアの覗き穴から見るが人は見えなかった。と、下を見ると何か封筒のようなものがドアと床の隙間から入れられていた。
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