<<Back Next>>

アパートメントオラクル
<325>

=一〇三号室への招待状=

 やかんのお湯が沸いたことを知らせるピーッという音がした。
来利須はキッチンに行くとガスを止めた。お湯をシンプルな白いカップに注ぎ、そこにティーパックを入れた。
レオがなかなかクッキーを持って来ないため、冷蔵庫から明日食べようととっておいたシュークリームを取り出し、白い皿にのせた。
それらをお盆に乗せると寝室に行き、ベッドの上にそっと置いた。
そして壁に向かってお茶はいかが? と語りかけた。



|小説オンラインTOP|長編|短編|超短編|詩文|コラム|サイトマップ|