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アパートメントオラクル
<320>
「恨みを持っている人間とかはいるかい?」
一応、九作に聞いてみた。
「恨み?」
「そうさ。君の知り合いで容疑者となりそうな奴がいないかどうかさ」
九作はしばらく考えていた。顎に手をやりきょろきょろしている。
「どうだい?」
「そうだなあ」
九作はなおも考えていた。
「思い当たらない? それとも多すぎてまとまらない?」
「そうねえ。どちらかと言えば後者かな」
あきれた。
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