| アパートメントオラクル <261> 「レオ、聞いているのか」 レオはそう言われて玖瑠荷に黙るようにジェスチャーした。 そして、絵を軽く振った。なにかカラカラという軽い音が聞こえる。レオは慎重に木枠からキャンバスをはがしていった。 レオははがれた部分から木枠とキャンバスの間を覗き込んだ。 そして、そこに便箋と小さな鍵を見つけた。 便箋は白く、セロハンテープで木枠に貼られていた。鍵は木枠の一部が掘り込まれ、そこに埋め込まれていた。 レオに絵を渡され、玖瑠荷も中を覗き込んだ。 二人は顔を見合わせた。木亭はベッドで横たわりながら二人を見ていた。 |