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アパートメントオラクル
<260>
「返さないと今度だけはほんとにやばいな」
レオは何も言わずに絵を裏返して見ていた。
「お前の奇妙な主張もわからなくはないんだが、あいつらのほうが力があるのも確かだ」
レオは絵の裏側が雑に糊付けされているのに気がついた。
「奴らはもうすぐここに来るらしい」
レオはうなずきながら糊付けされている部分をカリカリと爪で引っかいていた。
「絵は奴らに返そう」
レオはなおも絵を引っかいていた。絵が描かれたキャンバスはやがてぱりぱりと木枠からはがれ始めた。
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