| アパートメントオラクル <125> オラクルから学校に通うため、必然的に学業に関連するものは全て持っていかなければならない。あとは服やアクセサリー類も持って来れるだけ持ってきた。季節ごとに近所にある実家に取りに帰ればいいのだが、外界とは遮断されたような雰囲気のあるオラクルに住み、作品製作に没頭したい来利須はなるべく実家に帰りたくなかった。それにオラクルの部屋のクロゼットはかなり大きいもので、余裕で実家の来利須の部屋にある物をほとんど全て入れることが出来た。ということで、二〇四号室のクロゼットの中には大小のダンボール箱が山積みになっていた。 |