<<Back Next>>

アパートメントオラクル
<110>

玖瑠荷とレオは木亭の体を抱きかかえると車椅子に座らせた。首に巻かれたロープは外した。
「じいさん、どうした? 自殺でもしようと思ったのか?」
玖瑠荷が訊いた。
「何故、わしが倒れているのがわかった?」
 木亭は玖瑠荷の質問には答えずに逆に玖瑠荷に訊いてきた。
「夜遅くなっているのに電気が点いているのが不思議だったから覗いたんだ」
「そうか、プライバシーの侵害だな」
木亭は頭を押さえながら言った。




|オンライン小説TOP|長編|短編|超短編|詩文|コラム|サイトマップ|