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アパートメントオラクル
<99>
「わかんないかな。要するにこの絵はモンティの事務所にあるべきじゃなかったってことさ」
「どこにあるべきだったんだ?」
「オラクルの二〇六号室のリビングの壁」
「お前の部屋じゃないか」
「そうだよ。僕の部屋のリビングの壁にあるべきだったんだ。絵の存在意義がわかる人間のそばにあるべきだったんだ。さっき後悔するって言ったけど、それは僕が後悔するんじゃない。対象となる物が後悔するんだ」
力説するレオの演説に玖瑠荷はくくくと声を出さずに笑った。
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