| アパートメントオラクル <76> ハンデ、それは予告です。フフフフフ。小説の主人公の敵って感じでしょ。 昨日ですね、僕の食指がピクピク動く美少女に出会いました。 昨日も雪降ってましたね。しんしんと。いや、ぼたぼたとかな。僕は学校からの帰り道、雪の感触を楽しみながら歩いていたんですね。で、僕の目の前三十メートルくらいのところでバスが止まりました。人々がぱらぱらと下りてきます。彼女も下りてきました。おばあさんが濡れた階段を滑りそうになりながら下りてくるのを手伝ってあげていました。彼女は細身のジーンズにカウボーイハットで白いジャケットを着ていました。え、いつもの僕の趣味と違うって? そうですね。それは僕も認めます。僕にも始めての自分との出会いでした。彼女との出会いではありません。彼女によって導かれた新しい自分の中にある要素との出会いでした。 |