携帯恋愛小説
『ノーベンバーレイン』
窪璃音/著
第一章


[A008]


僕は声がした方を見た。

そこには女性が立っていた。

肩上くらいまでの長さの綺麗な金髪を耳にかけ、幅広のサングラスをしていた。

耳には小さな赤い石がついたピアスをしていた。

サングラスは深い紺色のグラデーションがかったもので、顔の曲線に沿うように作られていた。

安い物には見えなかった。

鼻筋が通って、顎が細い彼女の顔にはよく似合っていた。




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