携帯恋愛小説
『ノーベンバーレイン』
窪璃音/著
第一章


[A006]


僕はルクソールのレストランで、すごく甘くてねとねととしたパンケーキと、脂肪分の多い、なんだか片栗粉でも混ぜているんじゃないかと思えるような、ねっとりとしたミルクを朝食としてとっていた。

昨日のふいの雨とは打って変わって、今日は雲一つない快晴だった。

僕はぼんやりとその青空を見ていた。

そして、彼女が現れないかと考えていた。



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