携帯恋愛小説 『ノーベンバーレイン』 窪璃音/著 第一章
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僕は頭の中で、あといくら所持金が残っているか計算してみた。 多分、八〇〇ドルを切るか切らないかだと思った。 飛行機の出発までは三日、無駄遣いさえしなければ、まだこの街にいることは十分可能だった。 僕をこの街につなぎ止めておくために必要な要素は、少しずつ減ってはいたけれど、いまだ僕の手元にあった。 [→次] [←前]
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