携帯恋愛小説
『ノーベンバーレイン』
窪璃音/著
第一章
[A003]
それは今からたった一年前のことで、忘れることのできるものではなかった。
でも、あの時に導き出したいくつかの答えのようなものは、全て形を変えるか消滅してしまい、それがなんであったのかは思い出すことが困難になっていた。
こんな風に自分が変化してしまうなんて、あの時は全く予想ができなかった。
だけど、そんな僕の想像や予想なんか関係ないといった感じに時間は過ぎ去り、いろいろなことや物や感情は変化していった。
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